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小さな庭の秋じまい
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- Garden Bila編集部
秋の小さな庭は、夏の名残を全部片づければよいわけではありません。通路に積もった落ち葉は取り除きたい一方、花壇の落ち葉や宿根草の茎には、土を守り、小さな生き物の居場所になる役割もあります。冬の間に困るものを先に片づけ、春まで残せるものを見分けると、作業量もごみも減らせます。
最初は庭を一周して三つに分ける
はさみを持つ前に、庭の入口から水栓まで歩いてみましょう。滑りやすい場所、雨がたまる場所、枝が服に引っかかる場所が、最初に手を入れる候補です。日が短くなる秋は、夕方でも安全に歩ける幅を確保しておくと安心です。
作業は「今取り除くもの」「冬の間残すもの」「春に判断するもの」に分けます。腐った果実、病斑の目立つ葉、折れて垂れた枝は先に回収します。健康な宿根草の種穂や、地面を薄く覆う落ち葉は、庭の使い方に支障がなければ残せます。名前や冬の姿が分からない株は、位置が見えるうちに札を立てておきましょう。
落ち葉は場所ごとに扱いを変える
舗装面の落ち葉は、乾いた日にほうきで集めると楽です。雨で張りついた葉を無理にこすると時間がかかるため、まず排水口と階段を優先します。狭い庭では、風が吹くたびに全面を掃くより、通路だけをこまめに整えるほうが続きます。
花壇では、健康な落ち葉を薄く広げると土の表面がむき出しになりません。ただし、厚く固まって水を通しにくい層や、低い草花を埋める量は減らします。株元には少し隙間を空け、葉が茎に湿ったまま密着しないようにしてください。芝生の上に積もった葉は光を遮るため、花壇とは分けて回収します。
病気が疑われる葉は、健康な葉と混ぜて使い回さないのが無難です。家庭の小さな堆肥置き場では十分に温度が上がらないこともあります。処分方法は地域の分別に合わせ、庭の隅へ積み直すだけで済ませないようにします。
枯れた茎を一律に切らない
花が終わっても葉が緑なら、株はまだ翌年に向けて養分を蓄えていることがあります。見た目だけで地際まで刈り込まず、種類に合う時期を待ちます。葉が完全に枯れた草花も、茎が立っていて邪魔にならなければ、一部を残して冬の景色にして構いません。
一方、倒れて隣の株を覆う茎や、ぬめりが出た葉は取り除きます。切るときは根元の新芽を探し、そこを踏んだり切ったりしないように注意します。常緑の低木を秋じまいのついでに強く切ると、花芽を落としたり、寒さの前に柔らかい芽を出させたりすることがあります。剪定時期が不明なら、枯れ枝の整理だけにとどめましょう。
空いた鉢と夏野菜を片づける
収穫を終えた一年草は、支柱やひもを外してから抜くと周囲を傷めにくくなります。根が張った大鉢は、湿りすぎても乾きすぎても扱いにくいため、土が軽くほぐれる日に作業します。病害虫の出た土は他の鉢に混ぜず、状態を確かめて扱いを決めてください。
空いた鉢は土を落として洗い、よく乾かして収納します。鉢底穴に残った根も取り除きましょう。屋外で重ねる場合は、水がたまらない向きに置き、凍結で割れやすい素材は雨を避けます。支柱は長さごとにまとめ、劣化したひもを外しておくと春の準備が短く済みます。
冬を迎える鉢の位置を決める
鉢植えは地植えより根が冷えやすく、風で乾くこともあります。寒さに弱い株は種類ごとの耐寒性を確認し、冷え込みが強くなる前に移動先を用意します。屋内へ入れるものは葉裏や鉢底を調べ、虫がいないか確認してから、ほかの室内植物と少し離して置きます。
屋外で越冬する鉢は、北風が直撃しない位置へ寄せます。ただし、軒下は雨が届かなくなるため、移動後も土の乾きは確認してください。受け皿の水を捨て、排水口までの流れをふさがないことも大切です。枯れ葉で鉢の表面が見えなくなると水分を判断しにくいので、確認する場所を一か所空けておくと便利です。
一度に終わらせず、雨のあとに見直す
最初の週は通路と排水、次の週は傷んだ植物、その次に鉢と道具という順に進めれば、小さな庭なら短い時間でも整います。作業の終わりに写真を一枚撮ると、残した株の位置や、来春空く場所を思い出しやすくなります。
片づけ後に雨が降ったら、水がたまる場所と落ち葉の吹きだまりをもう一度見ます。そこで問題がなければ、庭の隅まで裸の土にする必要はありません。冬も歩けて、植物の様子を確かめられ、春の芽を踏まずに済む。その状態を秋じまいの目安にしてください。
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