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乾きやすい鉢に合う培養土の考え方
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- Garden Bila編集部
朝に水をやった鉢が夕方には軽くなっていると、もっと水持ちのよい土に替えたくなります。ただ、乾きの速さは培養土だけで決まりません。根の量、鉢の素材、風、日差しを確かめてから土を選ぶと、湿りすぎる鉢へ変えてしまう失敗を避けられます。
まず水が入っていないのか、失われるのかを見る
水やり直後に鉢を持ち上げ、土へ十分に水が入った重さになっているか確かめます。水が縁からすぐ流れ出るのに鉢が軽いなら、土が水をはじいていたり、根鉢と鉢の間に隙間ができていたりする可能性があります。この場合は保水材を足す前に、少量ずつ数回に分けて水をしみ込ませます。
水やり直後には重くなり、その後急速に軽くなるなら、葉からの蒸散や鉢からの蒸発が多い状態です。素焼き鉢や布製の容器、風の抜ける場所は乾きが速くなります。鉢底から根が密に出ている、土の表面が根だらけという場合は、土の配合より鉢の容量が不足していることもあります。
水持ちと空気の通り道を両立させる
根は水だけでなく空気も必要とします。水を多く抱える材料だけで埋めると、雨の続く時期や気温の低い時期に乾かなくなることがあります。扱いやすい培養土は、水が行き渡り、余分な水が抜け、残った水を根が利用できる状態を作ります。
市販の鉢植え用培養土は、まず用途を確認します。草花や野菜用と、多肉植物用では想定する乾き方が違います。水切れする野菜に排水性だけを重視した土を使えば、管理がさらに忙しくなるかもしれません。袋の説明にある原料、元肥、適する植物を読み、現在の問題に合うものを選びましょう。
原料の名前を役割で読む
ピートモスやココヤシ由来の材料は、水分を保持する役割があります。ただし、乾ききったピートモスは水が入りにくくなることがあり、最初に均一に湿らせることが重要です。単用のピートモスは酸度調整の有無でも性質が違うため、名前だけを見て大量に追加しないようにします。
パーライトや軽石などは、配合によって土の通気や排水を助けます。増やせば必ずよいわけではなく、水持ちを改善したい鉢へ多量に足すと逆の結果になることがあります。赤玉土も粒の大きさや崩れにくさで使い勝手が変わります。細かな粉が多い材料は、鉢の中で締まりやすい点に注意してください。
腐葉土や堆肥を足すなら、十分に熟した園芸用のものを少量から使います。生ごみや未熟な有機物は、鉢の中で分解しながら根の環境を変えるため、保水のための材料として直接埋めないほうが安心です。すでに元肥のある土へ肥料分の多い材料を重ねることにも気をつけます。
一鉢で試して乾く時間を記録する
配合を変える場合は、すべての鉢を同時に植え替えず、同じような植物の一鉢で試します。市販の培養土を基本に、調整する材料は少しずつにすると、変化の理由を判断しやすくなります。植物や気候に関係なく使える万能の割合はありません。
新しい土は、植える前に容器の中で軽く湿らせ、乾いた塊をほぐします。強く握って固めるのではなく、鉢へ入れて軽く落ち着かせる程度にします。植え付け後に水を与え、翌朝と翌夕の重さや内部の湿りを記録しましょう。晴天だけでなく曇りの日にも見て、乾きが遅すぎないか確かめます。
根詰まりには土の上足しだけで対応しない
根が鉢いっぱいに回っている場合、表面に新しい土を数センチ載せても、根のための空間はあまり増えません。植え替えに向く季節なら一回り大きい鉢へ移し、根鉢の周囲へ新しい土を入れます。植物によって根を崩せる程度が違うので、無理に全部の古土を落とす必要はありません。
暑さで弱っている最中や休眠期など、植え替えの負担が大きいときは、まず鉢の側面への直射日光や風を和らげます。土を替えるまでの間は、乾き方に合わせて水を確認します。根元へ土を盛りすぎて茎を埋めると傷む種類もあるため、元の植え付け高さを保ちましょう。
土以外の小さな調整も組み合わせる
表面に植物に合う薄い敷き材を置くと、蒸発を和らげられる場合があります。ただし、湿りが見えなくなるため、指で土を確かめる場所は残します。敷き材を幹や茎へ押しつけず、虫や腐敗がないか時々確認してください。
鉢底へ厚く石を敷いても、培養土そのものの性質は変わりません。むしろ根が使える土の量が減ります。底穴をふさがないこと、受け皿に水を残さないこと、根に合う容量を確保することを先に整えます。水やりのあとに全体が湿り、次の確認まで急激に乾かない状態が、その鉢に合う土を見つける目安です。
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