- 公開日
雨の週の鉢植えチェックリスト
- Authors

- Name
- Garden Bila編集部
雨が何日も続くと、鉢植えは水不足よりも、土の中の空気が足りなくなることが問題になります。ただし、屋根の下の鉢や葉が大きく茂った株には、思ったほど雨が入っていないこともあります。雨の日は一律に放置するのではなく、雨の入り方と水の抜け方を分けて確認しましょう。
雨が続く前に鉢底を点検する
まず受け皿と鉢カバーを見ます。水がたまる構造なら、屋外では雨の間だけ受け皿を外すか、雨の当たらない場所へ移します。下階への排水を受ける必要がある場合は、ためっぱなしにせず、こまめに処理できる配置に変えてください。鉢を持ち上げたときに底穴が泥や根で塞がっていないかも確認します。
床に直置きした鉢は、底がぴったり密着して排水を妨げることがあります。専用の鉢脚などを使い、ぐらつかない範囲で隙間を作ります。高さを出すために不安定な物を積むと風で倒れやすいため、低く安定させましょう。ベランダの排水口付近に落ち葉や土が寄っていたら、雨が強くなる前に取り除きます。
乾燥を好むハーブ、多肉植物、植え替えたばかりの鉢は優先して雨よけへ寄せます。鉢全体を袋で覆うと蒸れやすくなるので、屋根があり側面に空気が通る場所を選びます。移動先で通路や避難経路をふさがないことも、配置を考える際の条件です。
雨の日の短い確認項目
毎日の見回りは、全部の鉢を細かく触る必要はありません。次の順で見ると、急いで直したい問題が見つかります。
- 受け皿やカバーに水が残っていないか。
- 鉢が傾いたり、支柱が緩んだりしていないか。
- 株元に落ちた花や葉が張り付いていないか。
- 土が長く重いままの鉢に、黄変や異臭がないか。
- 雨の届かない軒下の鉢だけ乾いていないか。
鉢の重さは、同じ鉢の前日と比べます。大きさの違う鉢同士では比較しにくいためです。土の表面が黒く見えるだけでは、内部まで濡れているとは限りません。軒下では指を少し差し込むなどして、根に近い部分の湿りも確かめます。
水やりと肥料は予定をいったん外す
雨が降った日にいつもの水やりを重ねる必要はありません。反対に、雨が吹き込まない鉢で土が乾いていれば、水は必要です。天気予報を見て判断するだけでなく、それぞれの鉢に実際に届いた水の量を基準にしましょう。自動灌水を使っている場合は、設定の一時停止や回数の調整も確認します。
雨で肥料が流れた気がしても、すぐ追加するのは待ちます。低温や日照不足で生育が鈍っている株は、肥料を増やしても元気になりません。粒状肥料は種類によって効き方が異なるので、追肥の間隔は製品の説明に従います。液肥は土が過湿なときに、給水を兼ねて無理に与えないようにします。
葉を乾きやすくし、傷みを広げない
混み合う鉢は少し離し、葉同士が重ならないように置きます。壁との間にも隙間を残すと、空気が動きやすくなります。傷んだ花がらや黄ばんで落ちた葉は、濡れた土に貼り付く前に拾います。ただし、雨の中で大量の剪定を行うより、急がない切り戻しは葉が乾く日まで待つほうが扱いやすいでしょう。
葉に斑点が出たら、濡れた指や道具で次々と別の鉢に触れないようにします。症状のある鉢を離せるなら間隔を空け、広がり方を見てください。ナメクジなどは鉢の裏や棚の陰に潜むため、食害があればそこも確認します。見つけた虫に合わせて対処し、雨続きというだけで薬剤を一斉に使う必要はありません。
土が湿ったまま株がしおれるときは、さらに水を加えないでください。根の酸素不足や腐敗が疑われます。雨の入らない明るい場所で排水を確保し、異臭や株元の軟化がある場合は根の状態を調べる段階です。単に表面が湿っているだけの健康な株を、何度も抜いて確認するのは避けます。
晴れた初日も観察を続ける
長雨の後に急に晴れると、湿った鉢でも葉が一時的にしおれることがあります。根の吸水が日差しの強さに追い付いていない可能性があるため、強い西日を和らげて様子を見ます。土がすでに濡れていれば、水を足して解決しようとしないことが大切です。
その後数日で鉢が適度に軽くなり、新しい葉が正常なら通常の管理へ戻します。最後まで重い鉢は、土の締まりや鉢の大きさが合っているかを改めて点検しましょう。雨のたびに困る場所を一つ直しておけば、次の雨の週は短い見回りで済むようになります。
金象 ガーデン鋏
剪定や収穫の前に、手に合うサイズと刃の手入れを確認したい人向けの選択肢です。
広告。Amazonアソシエイトとして、適格販売により収入を得る場合があります。
Amazonで見る →