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手すりと鉢で育てるベランダいちご
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- Garden Bila編集部
ベランダのいちごは、実が赤くなる様子を近くで見られるのが楽しみです。手すり付近は日を受けやすい反面、風と乾燥の影響も強くなります。実を外へ垂らす見栄えより、安全に水をやれて、花や実に手が届く形を優先しましょう。
手すり用容器は設置条件から確認する
手すりに掛けるプランターは、建物で使用できるか、手すりの形に適合するかを先に確かめます。使用する場合も内側へ設置し、湿った土と株を含む重さに対応する金具と落下防止の方法を選びます。強風時の取り外しが難しい場所なら、床置きの鉢のほうが管理しやすくなります。
排水が下の階へ落ちないことも重要です。受け皿に水をためて解決しようとすると、根が過湿になります。水を受けて捨てられる配置にするか、水やりのときだけ安全な場所へ移せる大きさにします。身を乗り出さないと収穫できない位置には置かないでください。
深さだけでなく土の量を確保する
いちごは比較的浅いところにも根を広げますが、薄い土だけで十分という意味ではありません。一株なら直径二十〜二十五センチ程度、深さ二十センチ前後の鉢を一つの目安にし、品種や苗の大きさに合わせます。細長い箱へ数株を植えるなら、株間は二十〜三十センチ程度を考え、葉が重なりすぎないようにします。
底穴のある容器に、野菜やいちごに適した培養土を使います。古い土を使う場合は、排水性と病害虫の有無を確認してください。狭い箱へ株を増やしても、実の数がそのまま増えるとは限りません。葉へ光が届き、根の水分が安定する株数に抑えることが、収穫までの近道です。
株元の中心を土に埋めない
植え付けで気をつけたいのは、葉が集まる根元の短い部分です。この部分を深く埋めると傷みやすくなります。苗が植わっていた高さを目安にし、根は土へ収めつつ、中心部には土をかぶせないようにします。逆に根が露出するほど浅くしないことも大切です。
苗に古いランナーの跡があれば、その反対側に花房が出やすい傾向があります。分かる場合は収穫しやすい内側へ向けますが、向きにこだわって根を傷める必要はありません。植えたあとは株元を押しつぶさずに水を与え、土が沈んだ部分だけ補います。
花が咲くまでは葉と根を育てる
一季なりと四季なりでは、実が付く時期や管理の流れが違います。苗札を残し、購入した種類に合う栽培時期を確認しておきましょう。秋植えの株は、寒い間に見た目の成長が少なくても、すぐ肥料を増やす必要はありません。
枯れた外葉は、株元を引っ張らないように切り取ります。中心の新しい葉は残し、株の風通しを保ちます。収穫を優先する間にランナーが伸びたら、子株へ養分を使いすぎないよう早めに切ります。苗を増やす作業は、収穫後に健康な株を選んで行うと整理しやすくなります。
花には軽く触れて受粉を助ける
虫が訪れにくいベランダでは、花が咲いても形の整わない実になることがあります。晴れた日の花が乾いている時間に、柔らかい小筆などで花の中心をやさしくなでると、受粉を助けられます。力を入れて花をこすらず、咲いている花を数日に分けて確認します。
受粉だけでなく、低温や高温、株の疲れも実の付き方に影響します。花が少ないときに肥料を急に多くするのは避け、日照と葉の状態を見ます。追肥は使っている土と肥料の表示に合わせ、根元の中心に肥料が直接触れない位置へ施します。
実が膨らむ時期は水分を急変させない
浅めの容器は、風が吹くと予想以上に乾きます。朝に土を確かめ、乾いていたら株元へ十分に与えます。花や熟した実をいつも濡らすより、土へ水を届けるほうが傷みを抑えやすくなります。鉢底から流れた水はためず、次の水やりは土の状態を見て決めます。
実が土や濡れた鉢縁に触れる場合は、清潔な敷き材や実を支える道具で浮かせます。材料を厚く詰めて株元を蒸らさないようにし、下に虫や腐った実がないか時々持ち上げて見ます。鳥よけの網を使うなら、たるみを減らして安全に固定し、収穫のたびに状態を確認します。
赤く色づいた実は、品種の特徴を見ながらへたの近くまで色が回ったものから採ります。軸を短く残して切り、傷んだ実は一緒に取り除きます。収穫後も健康な葉を残して育てれば、翌年用の株を整えたり、元気な子株を選んだりする楽しみにつながります。
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